皆さん、こんにちは。京都府を拠点として、新築や既存住宅のリフォーム、不動産売買などを行っている株式会社美家です。住宅を新築したりリフォームしたりするには、さまざまな資格や知識、技術が必要です。
とはいえ、どのような資格が需要があるのかがわからないという人もいるのではないでしょうか。そういった人の場合、もしリフォームやリノベーションに興味があるなら、リノベーションコーディネーターを目指してみることをおすすめします。
本記事では、リノベーションコ-ディネーターについて詳しく解説します。
■2022年に新しく創設されたリノベーションコーディネーターとは?
リノベーションコーディネーターは、2022年に創設されたばかりの、新しい資格です。年齢や学歴は問わず、受験するために必要となる資格もありません。
また、リノベーションコーディネーターの資格があるということは、建築や設計に関する知識だけでなく、不動産売買から各種精度までを総合的に学習し、豊富な知識があることの証明にもなります。
・概要
リノベーションコーディネーターの資格は、受験資格がないため、だれでも受けられます。試験の申込期間は8月1日から10月31日までであり、試験期間は11月1日から11月30日となっています。民間資格であり、主催は一般社団法人リノベーション協議会です。
試験時間は60分で、問題は四肢択一式となっているので、しっかり学習をしていれば大丈夫でしょう。
合格発表は、約一月後の12月20日ごろとなっていて、取得できればリノベーションコーディネーターとして活躍できるようになります。
■創設された背景は?
リノベーションコーディネーターの資格が創設された理由としては、近年リノベーションへの関心が高まっていることが挙げられます。リノベーションへの関心が高まっているにもかかわらず、リノベーションに関する知識には人によって差があります。
また、知識が足りなくてもリノベーション業者を名乗っているところもあり、顧客にはどの業者であれば必要な知識や技術があり、安心して依頼できるのかがわかりません。
しかし、リノベーションコーディネーターの資格があれば、リノベーションに関する幅広い知識を持っていることがすぐにわかります。
・世間での中古住宅のリノベーションの人気上昇と増加した問題
中古住宅を購入するのは、新築の住宅を建てるよりも安く済む、という場合も多いでしょう。リノベーションをすると十分住める物件も多く、価格も安く済むならと考える人も少なくありません。実際に、近年ではリノベーションの人気が上昇しています。
しかし、リノベーションの人気が増加するのは良いことではあるものの、中には「リノベーション」と銘打って売り出している物件が乱発されてしまっていることも問題となっています。
また、リフォーム契約の説明が十分なされていなかったり、内容が不明確であったりといったトラブルも起きています。そのほか、住んでから不具合が発見されることも考えられるのも問題です。
・上記の問題から一般社団法人リノベーション協議会が創設
つまり、リノベーションに関する技術不足・知識不足が問題であり、業者によって習熟度に大きな差があるのも問題といえます。
そのため、一般社団法人リノベーション協議会は、リノベーションの技術力の底上げのためにリノベーションコーディネーターの資格を創設しました。
①一般社団法人リノベーション協議会とは
一般社団法人リノベーション協議会とは、既存住宅の流通の活性化やリノベーション住宅を選べる市場を作ることを目的として創設された団体です。加入している企業や団体は全国で約900社となっていて、住宅設備メーカーや不動産・建築関係の会社だけでなく、メディアなども会員となっているのが特徴です。
②一般社団法人リノベーション協議会のビジョン
一般社団法人リノベーション協議会のビジョンは、既存住宅の価値を高めることにあります。住宅を新築しても、必ずしも理想のマイホームにできるわけではなく、予算的に合わない可能性もあるでしょう。
しかし、既存住宅なら、予算内で自分に合った理想の住宅を手に入れられる可能性があります。リノベーションを行うための手法に関しては標準化して、会員に対して適切な指導を行うことによって、優良なリノベーション住宅を普及させることが可能になります。
また、優良なリノベーション住宅ということがわかるように、統一された規格を定め、なおかつ一定の品質を満たした住宅に「R住宅」を発行するなどの活動も行っています。
■リノベーションコーディネーター資格の取得でできる業務は?
リノベーションコーディネーター資格の取得でできる業務とは、リノベーションの業務全般です。
とはいえ、これらの業務はもともとある建築士や設計士、インテリアコーディネーターなどの資格を持っていれば問題はなく、必ずしもリノベーションコーディネーターの資格が必要というわけではありません。
・リノベーションコーディネーターにしかできない業務は今のところない
リノベーションコーディネーターの資格がなければできない業務は、今のところありません。まだ創設されたばかりの資格ということもあるでしょう。そのため、リノベーションに関する仕事は、既存の資格で十分対応可能です。
しかし、リノベーションコーディネーターの資格を取得しているということは、リノベーションに必要な多くの知識や技術を身につけているということです。
つまり、リノベーションコーディネーターにしかできない業務はありませんが、資格があることで有利になる仕事は多くあります。
■リノベーションコーディネーター資格のメリットは?
リノベーションコーディネーターの資格がなければできない仕事はありませんが、リノベーションコーディネーターの資格を取得することで得られるメリットはあります。ここでは、リノベーションコーディネーターの資格取得のメリットについてみていきましょう。
・実務に対する質の向上や、理解度が深まる
リノベーションを行うためには、さまざまな知識や技術が必要となります。リノベーションに対する理解があまりないのに行ってしまうと、後になってから不具合が発生することも考えられるでしょう。
しかし、リノベーションコーディネーターの資格を取得しておけば、実務に対する質の向上が図れます。新築住宅の建築とは異なり、リノベーションでやってはいけないことや、気をつけなくてはならないことなどがわかるからです。
つまり、資格を取得するために専門の勉強をすることになるため、リノベーションに対する理解度が深まるということです。理解度が深まれば、必然的に質も向上するでしょう。
・業界全体を網羅的に学べる
業界全体を網羅的に学べるのも、リノベーションコーディネーターの資格取得のメリットといえます。
なぜなら、リノベーションを行うためには建築や設計の知識だけでなく、不動産売買・金融や税制・循環型社会のあり方・各種制度など幅広く学ぶ必要があるからです。
これらの知識は全てリノベーションのために役立つものであり、資格を持っているということは業界全体に対する専門的かつ深い知識をものにしているということにほかなりません。
■リノベーションに関する業務には、とにかく膨大かつ専門的な知識が必要!
リノベーションを行うために必要となる知識は膨大であり、なおかつ専門的なものになります。そのため、だれもが気軽に手をつけられるという分野ではありません。
また、ある程度一つの分野に対して自信があったとしても、そのほかの分野も学ぶ必要があります。
・人によって習熟度に差が生じてしまうことが課題
多くの知識を必要とするリノベーションでは、どうしても人によって習熟度が異なってしまいます。そのため、膨大な知識を必要とするリノベーション業界で活躍するためには、資格を取得するほうが活躍の場を広げられるでしょう。
株式会社美家では、リノベーションオーディネーターやインテリアコーディネーターなど、専門的な資格を持つ人材を募集しています。
スタッフの頑張りはしっかりと給与として反映されるような体制を整えているため、高いモチベーションを常に維持できるのが特徴です。
また、代表がしっかりとした指導を行うのも特徴であり、未経験で入社しても技術を習得できるのもポイント。ぜひ、弊社で一生モノのスキルを身につけましょう。