インテリアプランナーの資格とは?難易度と効率よく取得できるためのコツをご紹介!

こんにちは。京都府を拠点として新築・リフォーム工事や不動産売買を手掛けている株式会社美家です。

インテリア業界で活躍したいと考えている方にとって、インテリアプランナーの資格取得は大きなステップとなります。専門知識と技術を身につけることで、インテリア業界のスペシャリストとして認められるでしょう。

今回は、インテリアプランナーの資格について詳しくご紹介します。




■インテリアプランナーの資格とは?



インテリアプランナー資格は、公益財団法人建築技術教育普及センターが実施する民間資格です。国家資格ではありませんが、資格取得により、インテリア設計に必要な知識や技術を証明できます。資格試験は6月の学科試験と11月の設計製図試験の二段階で構成されています。学科試験を合格した人のみが設計製図試験を受けることができ、設計製図試験に合格した後、登録条件を満たすことでインテリアプランナーとして登録されます。

この資格は、インテリア空間の設計能力を証明し、高度な専門知識を有するスペシャリストとして認められるため、インテリア業界で活躍したいという方が資格取得を目指すことが多いでしょう。


インテリアプランナーの詳しい仕事内容については、こちらの記事でもご紹介しています。


インテリアプランナーの仕事内容とは?仕事の流れから就職先、おすすめの資格や必要な能力まで解説!




■インテリアプランナーの資格は誰でも受験できる?



インテリアプランナーは、インテリアに関する知識と技能を持った専門家。インテリアプランナーの資格を取得することで信頼度が高まり、活躍の場が広がります。

では、インテリアプランナーの資格取得に必要な条件はあるのか、受験資格について詳しくご紹介いたします。



・年齢制限無し(2016年に撤廃)


インテリアプランナーの資格に年齢制限はありません。以前は、受験時に満20歳である必要がありましたが、2016年に年齢制限が撤廃されたので、現在は誰でも受験することができます。


後述しますが、インテリアプランナーの資格は学科試験と設計製図試験で行われます。年齢制限はないものの、設計製図試験は学科試験の合格者、もしくは学科試験を免除された方のみ受験可能です。



・インテリアプランナーの登録


インテリアプランナーの試験合格者は財団法人建築技術普及センターに登録申請し、受理されることでインテリアプランナー(IP)の称号が付与されます。登録者には、名刺サイズのインテリアプランナー登録証が与えられます。


ただし登録には、実務経験が必要です。大学や短期大学、高等専門学校、専門課程2年以上の専門学校や専修学校において、インテリアもしくは建築に関する課程修了者は実務経験が必要ありません。一級・二級建築士、木造建築士の資格保持者も実務経験は不要です。

実務経験のみという方は、通算2年以上の実務経験年数が必要となるでしょう。


インテリアプランナーの登録の有効期限は登録を受けた日から5年です。更新講習を受講することで更新されます。


また、インテリアプランナーの学科試験の合格者は、財団法人建築技術普及センターに登録することで、アソシエイト・インテリアプランナーの称号が付与されます。登録者にはA4判の登録証が与えられます。

アソシエイト・インテリアプランナーの登録には実務経験が必要ありません。登録後の有効期限は5年で、更新講習の受講が必要です。




■試験概要


今度は、インテリアプランナーの資格の試験概要について見ていきましょう。



・試験は前期と後期で実施される


試験は前期(6月頃)が学科試験、後期(11月頃)が設計製図試験となります。


令和6年の場合は、受験申込受付期間は、前期が令和6年3月18日~4月19日、後期は令和6年9月2日~9月27日です。

試験日程は2月頃に発表されるので、受験希望の方はホームページを確認しましょう。


申込はホームページ上から行います。受験票は6月上旬、11月上旬にマイページ上でそれぞれダウンロードします。



・学科試験と設計製図試験


インテリアプランナーの資格は、学科試験と設計製図試験で構成されます。

学科試験の試験時間は2時間30分です。4肢択一式で全50問出題されます。

出題分野は、インテリア計画やインテリア装備、インテリア施工、インテリア法規、建築一般などです。所定の条件を満たす法令集であれば、使用が認められます。


次に設計製図試験について見ていきましょう。

試験時間は6時間です。出題内容は、建築物における空間の使われ方や生活のイメージがわかるインテリア設計となります。

令和6年の設計課題は「海沿いに建つホテルの客室のインテリア」、令和5年は「カフェラウンジのある洋菓子店のインテリア」、令和4年は「日本料理店のインテリア」が設計課題でした。

設計課題は、毎年6月頃にホームページで発表されます。



・学科試験免除制度がある


インテリアプランナー試験には学科試験免除制度があります。5年以内の学科試験合格者、一級・二級建築士、木造建築士、アソシエイト・インテリアプランナーの方は学科試験が免除されます。



・受験料


受験料は学科試験が9,900円(税込)、設計製図試験は16,500円(税込)です。支払い方法によって手数料が変わります。

受験しなかった場合でも、受験料は返還されません。




■インテリアプランナーの難易度は?



令和5年度の学科試験の合格率は70.8%、令和4年度は63.4%です。過去の問題集を繰り返し解くことで出題傾向を知り、攻略できます。


学科試験の難易度はそれほど高くありませんが、インテリアプランナーの資格は設計製図試験が最大の難関となります。設計製図試験の合格率は令和5年度が26.5%、令和4年度が25.5%であることからも明らかなように、難易度が高いです。4人に1人が試験を突破できないことになります。




■合格のために効率よく勉強する方法は?



では、インテリアプランナーの資格はどのように勉強すればよいのでしょうか。合格を目指す方に向けて、効率のいい勉強方法をご紹介します。



・学科試験はこう対策!


学科試験対策としては、参考書や過去問題集の活用が非常に有効です。出題傾向を把握し、どのような知識が求められているかを理解しましょう。参考書を一通り読んだ後に、過去問題を繰り返し解き、知識を深めていきます。

試験会場には法令集の持ち込みが可能ですが、基礎知識をしっかりと身につけておくことが重要です。



・設計製図試験の勉強方法は?


設計製図試験は、実務に直結する難易度の高い内容となっています。設計課題は6月に発表され、設計図面を描くスキルとプランを的確に表現する能力が必要となります。独学は難しいので、オンラインスクールや専門学校、通信講座などを利用することがおすすめです。

特に、実務経験がない方は、専門家による添削を受け、正しい知識を身につけていく必要があります。効率的な学習を続けることで、インテリアプランナー資格の取得に一歩ずつ近づくことができるでしょう。


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