空き家リノベーションのメリット・デメリットは?費用相場まで徹底解説!

皆さん、こんにちは。京都府京都市を拠点に、住宅の新築工事やリフォーム・リノベーション工事を手掛けている美家(びはうす)です。

築年数の経過した空き家に手を加えて新品同様のおしゃれな住宅へと生まれ変わらせるリノベーションが最近注目を集めています。中古住宅を今後どのように扱うべきかと悩んだときには、空き家リノベーションを選択肢の1つに入れてみましょう。

この記事では空き家リノベーションのメリットとデメリットを紹介いたします。また、空き家リノベーションにかかる費用相場についても解説していきます。




■空き家リノベーションが流行した背景とは?



空き家リノベーションが最近トレンドとなりつつあるのには、ライフスタイルの多様化という理由が考えられます。これまでは、古い空き家は解体して新たな住宅を建て直すのが一般的でした。しかし近年では、古いものの良さを活かしつつ自分らしい暮らしをしたいというニーズが高まっています。

空き家リノベーションの流行には、国のサポートによって市場が拡大しているという理由も考えられます。

現在日本国内には数多くの空き家があり、国はその対処や活用に随分悩まされてきました。最近ではリフォームやリノベーションに補助金を出したり、リフォームローンの充実を図ったりといったさまざまな施策が講じられています。こういった働きかけによって、空き家リノベーションのハードルは下がりつつあります。




■空き家リノベーションのメリット



空き家リノベーションには以下のように多くのメリットが考えられます。



・コストを抑えて住宅を手に入れられる

新築物件よりも安い費用で住宅を手に入れられるのは、空き家リノベーションならではの大きなメリットです。

新築の注文住宅を建てるためには多額の費用が必要です。しかし、既に所有している空き家であれば、リノベーションにしっかりとお金をかけても新築より安い費用でおしゃれな建物に仕上げられます。

新たに空き家を購入してリノベーションするケースでも、費用を抑えることは十分可能です。築年数の経過した空き家はかなり安価で手に入ることもあるので、リノベーションに使える穴場物件をじっくり探してみるのがおすすめです。



・空き家問題の解消につながる

日本国内では放置された空き家の数が年々増加しており、社会問題となりつつあります。

空き家は放置するとどんどん劣化し、ときに倒壊や破損によって周辺に大きな危険を及ぼします。劣化した空き家が不法投棄や不審火の原因となるケースもあります。また、空き家に野生動物が住み着いたり不審者が居着いたりするトラブルもたびたび起こっています。

空き家をリノベーションして再活用する事例が増えれば、空き家に関連する多くの問題も解消されていきます。



・物件の資産価値が高まる

築年数が経過し劣化した空き家にはほとんど資産価値がありません。相続した空き家などをそのまま所有している場合、売却しようとしてもなかなか価値がつかないことがほとんどです。

しかし、空き家リノベーションをすれば住宅の資産価値は大きくアップします。住宅に新たな価値をプラスできるのも、空き家リノベーションの大きなメリットです。




■空き家リノベーションのデメリット



空き家のリノベーションには多くのメリットがある一方、以下のようなデメリットも考えられます。



・リノベーションに制限が生じることがある

空き家リノベーションは比較的自由度が高いのが魅力ですが、構造によっては施工に制限が生じることもあります。特に、リノベーションでは、柱や筋交いはそのままの状態にしなればならないため、理想の間取りに作り変えられない可能性が考えられます。

リノベーションにあたって施工の制限が生じたときには、豊富なノウハウをもつ業者を選び、解決策がないかを相談してみましょう。



・空き家の片付けが必要となる

空き家リノベーションをするときには、既存の空き家の片付けが必要です。古びた家具を処分したり、荷物を必要なものと不要なものに分けたりするのには大変な手間がかかります。

とはいえ、空き家の片付けはいつかしなければならないことです。リノベーションの機会に、空き家をしっかりと片付けてしまうのがおすすめです。



・費用面の心配がある

空き家リノベーションにはまとまった費用がかかります。費用面の不安から、リノベーションをためらう方もいるかもしれません。

空き家リノベーションにあたってはまず、専門業者の見積もりを取って内容を確認しておくのが安心です。また、リフォームローンやリノベーションに関連する補助金についても調べておきましょう。




■空き家リノベーションの費用相場


空き家リノベーションをするにあたっては、やはり費用面が気になります。大きな建物に手を加えるときや室内の劣化が進んでいるときなどにはリノベーション費用が高くなりがちです。また、随所にこだわりを込めたい場合にも、まとまった費用が必要となります。

国土交通省の調査では、空き家の柱や土台、基礎などの構造部を残した状態でほぼすべてをリノベーションした場合の費用相場は500~2,500万円ほどになるといわれます。

とはいえ、空き家の状態が良好であれば水回りを整える程度で済ませられることもあります。この場合には、500万円以下という費用ですべてをまかなえるかもしれません。一方で、間取りを変更したり外壁や屋根を別のものにしたりといった大掛かりなリノベーションでは、費用が2,000万円を超えることも珍しくはありません。

なお、1981年5月以前に建てられた住宅には最新の耐震基準が適用されていません。そのため、空き家リノベーションの際には耐震改修の処置が必要となります。耐震改修にはさらなる費用がかかるため、十分注意しましょう。




■空き家の状態を詳しく把握することが大切



空き家がどの程度劣化しているかは見た目だけでは判断できません。空き家リノベーションの際には、建築士などの専門家が住宅を調査するホームインスペクションを活用しましょう。

ホームインスペクションでは、床下や屋根裏など見えない部分の劣化やダメージなどを、プロの視点で詳しく判断してもらえます。ときには、見た目ではわからない重大な欠陥をホームインスペクションによって見つけられることもあります。

空き家リノベーションに必要な工事の内容と目安となる費用を判断するために、ぜひホームインスペクションをしてみましょう。




■まとめ

空き家リノベーションをすれば、古い空き家を現代風のおしゃれな雰囲気の住宅に生まれ変わらせることができます。とはいえ、空き家がどの程度傷んでいるか、施工にどれだけの手間や費用がかかるのかを性格に見極めるのは難しいものです。

相続した空き家や新たに購入した空き家をリノベーションしようとお考えなら、まずは地元の不動産業者やリノベーション業者に相談してみましょう。




■空き家リノベーションは豊富なノウハウをもつ美家にお任せください!

美家は、空き家リノベーションの物件探しから実際の施工、アフターフォローまでをワンストップで対応できる専門業者です。

この先何十年という長期間にわたって快適に暮らせる住宅を作るためには、随所にこだわったリノベーションが欠かせません。美家は、人生に彩りを添えてくれるステキな住宅を作り上げるためのお手伝いをさせていただきます。

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