長屋リノベーションの魅力と注意点~失敗しないためのポイントを解説!

こんにちは。京都府を拠点として新築・リフォーム工事や不動産売買を手掛けている株式会社美家です。


近年その魅力が見直され、注目を集めている長屋。古い木造住宅をイメージする人もいるかもしれませんが、現在はリノベーションによってスタイリッシュなデザインに生まれ変わる長屋も増えています。


しかし、長屋をリノベーションしたいと思っていても、「戸建てやマンションのリノベーションとどう違うのか」「何か気をつけるべきことはあるのか」など、疑問や不安があるとなかなか行動に移せないですよね。


今回はそんな方に向けて、長屋リノベーションの魅力やメリット、失敗しないためのポイントや注意点をご紹介します。




■長屋リノベーションの魅力・メリットについて



そもそも長屋とは、ひとつの建物の中に複数の住戸がある集合住宅のことを指します。ただし、マンションと違って隣家とは壁だけを共有する構造であるため、玄関やエントランス、階段などはすべて独立しています。


長屋リノベーションには、戸建てやマンションのリノベーションとは違った魅力があるのが大きなポイントです。ここでは長屋リノベーションの魅力や主なメリットを3つご紹介します。



・空間面の魅力

昔ながらの長屋には、古民家ならではの味わい深い雰囲気があります。長屋リノベーションでは、古民家の雰囲気を残しつつ、個性的でオリジナリティのある住まいに仕上げることが可能です。


例えば独立したキッチンをリビングと繋げて、縦長の空間を生かした開放的なLDKにするなど、長屋の特徴を上手く生かしたリノベーションをすることで、より魅力的な空間をつくることができます。


また、長屋の中の隣家が空き家の場合、買い取って自分の住居と繋げて面積を広げるリノベーションも可能です。面積が拡大することで、よりリノベーションの幅も広がります。



・費用面でのメリット

長屋リノベーションは、建て替えや新築住宅の購入と比べて費用が安くなる傾向にあります。中古物件の長屋は安く入手できることが多く、地域によっては1,000万円以内で購入できる場合もあります。購入費用にリノベーション費用を加えたとしても、建て替えや新築住宅の購入よりも安く済むケースがほとんどでしょう。


大掛かりなリノベーションで一新したとしても、すべて解体して新築する場合に比べて費用は安く抑えられます。古い長屋で補修や耐震補強工事、断熱や防音工事などが必要なケースでも、建て替えるよりは低価格で、自分の好みに合った住まいに仕上げることができるでしょう。



・法的規制が少ない

長屋はマンションやアパートなどの共同住宅とは違い、法的規制が緩やかであるのも特徴のひとつです。共同住宅は多数の人が共用部分を利用することから、防火や避難などに関する法的規制があるため、さまざまな義務が定められています。


しかし長屋は壁以外に共用部分がない独立した住戸であるため、法的規制も少なく、リノベーションの自由度も高くなります。




■長屋をリノベーションするときの注意点


長屋は戸建てやマンションと構造が異なるため、リノベーションの際に気をつける点も、一般的な注意点とは異なってきます。ここでは長屋をリノベーションする際の注意点を3つご紹介します。



・大幅な間取りの変更が難しい事も

長屋は複数の住戸がある住宅のため、隣接する住戸と共有している壁をはじめ、ひと続きになっている柱や天井の梁なども、手を入れられないケースがあります。大幅に間取りを変更したいと思っても、隣接する住戸との兼ね合いで、希望する間取りにできない場合もあることを理解しておきましょう。


リノベーションの際には専門家に現状を見てもらい、問題のない範囲で変更できる間取りを相談しながら計画していくようにしましょう。



・耐震補強が必要になる事も

古い長屋の場合は、耐震補強工事が必要になるケースもあります。1981年に耐震に関する建築基準法の改正が行われたため、1981年以降に建てられた長屋であれば問題ありませんが、それ以前に建てられた長屋の場合は耐震強度が低い可能性があります。


旧耐震基準で建てられた長屋の場合は、リノベーションの際に必ず耐震補強工事も行いましょう。



・断熱性・防音性の対策が必要

古い長屋は断熱性能が低いケースが多く、対策が必要になる場合があります。せっかくリノベーションをして素敵な空間に仕上げたとしても、断熱性能が低いと快適な住まいであるとはいえません。また、長屋は隣家と壁一枚を隔てているだけなので、防音対策も重要です。


断熱材は防音効果もあるため、断熱性と防音性の対策は一緒に考えるとよいでしょう。リノベーションの際には、高性能の断熱材や断熱性の高い窓を取り入れるのがおすすめです。


断熱性や防音性が高まれば、冷暖房効率が上がって快適な空間になることに加え、騒音によるトラブルのリスクを軽減できます。




■長屋リノベーションで失敗しないためのポイント



長屋リノベーションで失敗しないためには、まずはリノベーションの目的を明確にすることが大切です。「家族が集まる時間を大切にするため、広くて開放感のあるLDKにしたい」「古民家の雰囲気を生かした、落ち着いた空間づくりをしたい」など、自分や家族の希望を明確に話し合っておきましょう。


また、リノベーション工事は新築工事と比べてより専門的な知識や技術が必要になるため、実績が豊富にあるリノベーション会社を選ぶと安心です。複数の会社を比較検討し、実績が豊富な会社を選ぶことで、失敗を回避することができるでしょう。


株式会社美家では、物件探しからリノベーションまで、ワンストップで対応可能です。


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※ワンストップリノベーションのメリットとは?お客様との共創~ワンストップで叶える理想のリノベーション~より


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また、弊社は京都の賑わいと京町家を継承する取り組みを理解したうえで、伝統的な意匠を活かしたリフォーム・リノベーションを提供しております。古民家の良さを生かした和モダンな雰囲気のリノベーションも得意としておりますので、デザイン性の高いリノベーションをご希望の場合も安心してお任せください。


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