ヘリンボーン床でおしゃれ空間にワンランクアップ!種類と特徴に加え、ダサいと言われる理由を紹介

こんにちは。京都府を拠点として新築やリフォーム・リノベーション工事、不動産売買を手掛けている株式会社美家です。


おしゃれな雰囲気を演出できるとして注目を集めるヘリンボーン床を取り入れてみたいと思うものの、「うまくインテリアに馴染むか心配」「ダサくなってしまったらどうしよう」とお困りの方もいるのではないでしょうか。


今回はそんな方に向けて、ヘリンボーン床の種類や特徴をご紹介します。取り入れ方によっては「ダサい」と言われてしまうこともあるため、上手な取り入れ方や注意点も解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。




■ヘリンボーン床とは

ヘリンボーンとは柄の一種で、V字が連なった模様が続く柄のことをいいます。「herring」はニシン、「bone」は骨を意味し、模様が魚の骨に似ていることが由来となっています。


ヘリンボーン床とは、一般的なフローリングのように床材を平行に貼るのではなく、V字になるように並べて貼っていく床です。デザイン性が高く、高級感のある雰囲気を演出したい場合や、印象的なアクセントを取り入れたい場合など、さまざまなテイストのインテリアに合わせられます。




■ヘリンボーン床の種類と特徴


ヘリンボーン柄の床は、板の貼り方によって、大きく2つの種類に分けられます。ここではそれぞれの特徴について解説します。



・ヘリンボーン

一般的なヘリンボーンは、すべて同じ寸法の長方形の板をV字に組み合わせて貼っていく柄です。個性的な柄で、床に取り入れることで部屋のいいアクセントになります。



・フレンチヘリンボーン

フレンチヘリンボーンは、角を45度にカットしてV字に組み合わせて貼っていく柄です。一般的なヘリンボーンに比べてシャープな印象になるため、すっきりとした雰囲気にしたい場合や、さりげないアクセントにしたい場合におすすめです。




■ヘリンボーン床に使用できる床材



ヘリンボーン床を取り入れる場合、床材にはいくつかの選択肢があります。


自然な木の風合いを生かし、高級感のある雰囲気を演出したい場合は、無垢材を使用するのがおすすめです。木の風合いを生かしつつより安価に仕上げたい場合は、集成材でもよいでしょう。


気軽に取り入れたい場合は、ヘリンボーン柄がプリントされたクッションフロアもおすすめです。木の風合いは感じられないものの、耐水性や吸音性に優れているため、トイレや洗面所などにも取り入れやすいです。




■ヘリンボーン床のメリット



ヘリンボーン床にはさまざまなメリットがあります。床はお部屋の印象を大きく左右するため、ヘリンボーン床を取り入れることで得られるメリットを知っておけば、よりおしゃれな空間に仕上げられるでしょう。


ここではヘリンボーン床の主なメリットを3つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。



・デザイン性が高い

ヘリンボーン床は、床材を平行に貼った一般的なフローリングと比べると柄に個性があり、デザイン性が高いのが大きな特徴です。板を組み合わせてできるV字の模様と木目が相まって、高級感のある美しいデザインが生み出されます。


板を組み合わせて模様をつくる床には海外発祥の「ロアンヌ」や「グラスゴー」などもありますが、モダンな印象で主張が強すぎてしまうため、落ち着いた空間づくりにはあまり向きません。


しかしヘリンボーンの場合は、おしゃれなデザインながらも派手になりすぎないため、日本の住宅にも馴染みやすいのが嬉しいポイントです。海外のおしゃれなカフェや高級ホテルのような、落ち着いた雰囲気を出したい場合にもおすすめです。



・インテリアのアクセントになる

部屋の中でも多くの面積を占める床は、インテリアの印象に大きく影響します。ヘリンボーン床は個性的な柄が特徴であるため、それだけで部屋のインテリアのアクセントになります。


落ち着いた印象にしたければ、同じような木目の板を使うとまとまりがでます。逆にアクセントとして目を引く印象にしたければ、同じ木目の板だけでなく古材を混ぜるのもおすすめです。



・幅広いインテリアテイストに馴染みやすい

ヘリンボーン床は個性的な模様でありながらも、さまざまなインテリアテイストに馴染みやすいのが大きな特徴です。選んだ床材の種類によっても、暗めの色や明るめの色、細かい木目から大きな木目まで、さまざまな表情を見せてくれます。


床材をうまく選べば、好みのインテリアテイストが実現しやすくなります。子供部屋など明るい印象にしたい場合は白を基調とした床材を、重厚感のある印象にしたければ濃い色の床材を選ぶとよいでしょう。




■ヘリンボーン床の注意点!「ヘリンボーン床はダサい」といった声があるのはなぜ?



おしゃれな雰囲気を演出できるヘリンボーン床ですが、取り入れ方によっては「ダサい」と言われてしまうこともあります。


ここではヘリンボーン床を取り入れる際の注意点を3つご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。



・注意点:空間が狭く見えることがある

ヘリンボーン床は一般的なフローリングと比べて柄のインパクトが強いため、圧迫感が出て部屋が狭く見えてしまうことがあります。視覚的に印象に残りやすい柄の場合、部屋全体を見た際に床の印象が強く残りすぎてしまうため、実際の広さよりも狭く感じてしまうのです。


特に狭い空間の床をヘリンボーン柄にした場合は、さらに狭く見えてしまう恐れがあります。また、濃い色味の床材の場合も狭く感じやすくなってしまいます。


ヘリンボーン床を取り入れたい場所が狭い空間や家具を多く置きたい部屋である場合は、淡い色味の床材を選ぶのがおすすめです。また、木目が濃いものよりも、木目が薄いもののほうが、圧迫感を感じにくくなります。



・注意点:コストと工期がかかる

ヘリンボーン床は、一般的なフローリングの貼り方に比べてコストも時間もかかります。小さな板を1枚1枚貼り合わせていくには手間と時間がかかるため、どうしても人件費がかさみやすくなってしまいます。


どうしても予算オーバーになってしまう場合は、床材を無垢材から集成材にするなど、コスト削減の工夫が必要です。また、工期も長くなるため、余裕を持ったスケジュールを立てることも大切です。



・「ヘリンボーン床はダサい」といった声があるのはなぜ?

ヘリンボーン床そのものは「おしゃれ」「高級感がある」などのイメージをもたれやすいものの、取り入れ方によっては「ダサい」と言われてしまうことがあります。


たとえばモダンやヴィンテージといったスタイリッシュなインテリアテイストにはよくマッチするものの、ナチュラルやシンプルなインテリアテイストではミスマッチな印象を与えてしまうことがあります。


ナチュラルやシンプルなインテリアテイストの場合、濃い色味の床材を使ったり古材を混ぜたりすると、主張が強すぎてしまい、「ダサい」という印象になるかもしれません。逆に淡い色味の床材を使用したり、フレンチヘリンボーンにしたりすると、うまくまとまるでしょう。


ヘリンボーン床は、高級感や上品さ、空間の広がり感を演出できる床材です。しかし、床材の色や柄、貼り方によって、印象が大きく変わります。


他の箇所とのバランスやコーディネートを考える必要があるため、イメージ通りの仕上がりになるように、施工前にしっかりと打ち合わせを行うことが大切です。


インテリアを含めて全体的なテイストと一体感がないと浮いてしまうこともあるため、施工実績や技術力、プランニング力のある業者に任せられると安心です。


美家では、これらのメリットや注意点を踏まえた上で、お客様のご要望や雰囲気に合わせて、最適な空間をご提案いたします。


ヘリンボーン床を取り入れておしゃれな空間を作りたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。



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