中古マンションのリノベーションは後悔する?典型的な後悔例と回避ポイントを解説

こんにちは。京都府を中心に新築・リフォーム工事や不動産売買を手掛けている株式会社美家です。近年、リノベーションを前提に中古マンションを購入するケースが増えています。新築マンションと比べて費用が抑えられることが魅力の一つですが、なかには中古マンションのリノベーションで後悔した経験がある人もいます。

そこで今回は、中古マンションのリノベーションの典型的な後悔例と回避ポイントについて詳しくご紹介いたします。




■中古マンションリノベーションの魅力



中古マンションは新築マンションと比べて価格が安く、資産価値も向上しやすいというところが魅力の一つです。一般的にマンションは、築年数が20年になるまで価格が下がり続けます。ですが築年数が20~25年で価格は安定し、そこからは下落することなく推移していきます。築20~25年になると、新築マンションの価格の半分程度になることが多いでしょう。

築20年以上の中古マンションの場合、リノベーション費用と合わせても新築マンションよりも安く購入することができます。資産価値も下がりにくいでしょう。


また中古マンションは、立地条件の良さも魅力的です。中古マンションの周辺には駅や病院、学校などの施設があるなど、立地環境が整っていることが多いでしょう。もし同じような立地条件に新しくマンションを建てた場合、価格は高騰します。費用を抑え、立地条件も重視するなら中古マンションがおすすめなのです。




■ありがちな後悔例と物件選びのポイント



中古マンションの物件数は多いため、どのように選ぶべきか迷いますよね。マンション購入という大きな買い物では、失敗は避けたいものです。ここからは、中古マンションリノベーションにありがちな後悔例と、物件選びのポイントをご紹介します。後悔しがちな点をあらかじめ知っておくと、実際に中古マンションを購入するとき役に立ちます。



・配管設備の劣化

築年数が古くなるほど価格は安くなりますが、築30年以上の中古マンションを購入するときは配管設備の劣化に注意しましょう。給水管や排水管の劣化は気づきにくいものです。鋼管の多くは、耐用年数が30年程度です。築年数が30年を超えるものは、交換が必要になります。共有部分の配管の管理は管理組合が行うので、定期的にメンテンナンスを行っているかの確認が必要です。一方で室内の配管は自己負担となるので、リノベーションのタイミングで一緒に工事をしておくといいでしょう。



・築年数(旧耐震の物件)

中古マンションの購入を検討する際は、旧耐震なのか新耐震なのかという点にも注目しましょう。1981年(昭和56年)に新耐震基準が施工されたことにより、1981年6月1日以降に建てられた物件は新耐震が適用されています。マンションが完成するまでには数ヶ月から1年という時間がかかるので、1981年6月以降に完成していても建築確認済証の日付がそれ以前であれば旧耐震となります。

旧耐震の基準は、震度5程度の地震に耐えられるかどうかだったのに対し、新耐震では震度6~7程度の大きな地震が発生しても建物の倒壊や崩壊しないことが求められます。旧耐震よりも新耐震の方が地震に強い構造なのです。


耐震基準適合証明書を取得し、現在の新耐震の基準を満たしていることが証明されている物件もあります。安全性を考慮するなら築年数だけではなく、旧耐震か新耐震かも冷静に判断しましょう。



・理想の間取りに出来ないケース

リノベーションをすることを前提として中古マンションを購入したけれど、理想の間取りにできなかったというケースがあります。

マンションには、ラーメン構造と壁式構造という2つのタイプがあります。ラーメン構造は柱と梁で建物を支える仕組みなので、壁を撤去して自由な空間づくりができます。

一方、壁式構造は壁で建物を支える仕組みです。柱や梁が気にならないので家具を配置しやすい構造ですが、壊せない壁があります。壁を撤去して、開放感あふれる間取りにしたい場合は注意が必要でしょう。


またリノベーションすること自体は問題なくても、無垢材のフローリングや設備の移動などを禁止しているマンションがあります。他にもいくつか禁止事項を定めていることがあるので、リノベーションを考えている場合は購入前に必ず管理規約を確認しましょう。




■後悔を回避するためのポイント



今度は、後悔を回避するためにポイントについて見ていきましょう。



・複数の業者に見積もりを依頼する

リノベーション目的で中古マンションの購入を検討している場合は、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。相場を知ることができるだけではなく、不要な工事や高額請求されるといったトラブルを回避できるからです。

他の業者に見積書を依頼していることを伝えても問題ありません。見積書を見せることはマナー違反とされていますが、交渉材料として役に立つでしょう。

ただし見積もりを依頼するときは業者を3社、多くても5社までに絞ります。見積書をもらうときはその都度打ち合わせをすることになるので、相談する業者が多いほど打ち合わせにかかる時間が増えますし、その都度説明をしなければならないという手間もかかります。

ある程度業者を絞ってから見積書をもらうと、それぞれ比較しやすく、負担をできるだけ軽くできます。


また、業者にはそれぞれ得意分野があります。求めている住まいづくりができるかどうかを知るためにも、複数の業者に相談することをおすすめします。



・ワンストップリノベーションを取り扱う業者に相談する

リノベーションをすることを前提に中古マンションの購入を検討している場合は、ワンストップリノベーションを取り扱う業者に相談しましょう。

ワンストップリノベーションとは、物件探しからリノベーション設計、施工まで一貫して対応することです。一般的に中古マンションを購入し、リノベーションを行う場合は不動産会社や設計事務所、工事会社、銀行など、それぞれに相談しなければなりません。ですが、ワンストップリノベーションができる業者であれば窓口は一つです。手間を省くことができるだけではなく、総額を把握しやすいというメリットもあります。


また後悔例にあるように、中古マンションを購入後に、管理規約や構造上の問題によって理想の住まいづくりができなかったというトラブルを避けることもできるでしょう。希望の住まいを実現するためにも、ワンストップリノベーションができる業者への相談がおすすめなのです。


株式会社美家は京都府を中心に、土地探しや物件のご紹介から引き渡しまでワンストップで対応しています。これまで部分的なリフォームから大規模なリノベーションまで、多くの工事を手掛けてきました。ワンストップ丁寧な施工、営業から一貫して工事に関わり、お客様の想いをカタチにします。細かい希望が定まっていなくても問題ありません。丁寧にヒアリングを行い、お客様のニーズに合わせた最適なご提案をさせていただきます。中古マンション購入やリノベーションをお考えの方は株式会社美家までご相談ください。


美家が手掛けた施工事例はこちら⇒https://www.b-house.co.jp/gallery